こんにちは!
今日は脂肪酸について。
脂肪酸には、たくさんの種類がありますが、下記の4つに大きく分けられます。
飽和脂肪酸
肉や乳製品、卵黄、チョコレートなどに多く含まれ、体内でも合成できる。
一価不飽和脂肪酸
オリーブオイルや菜種油、アボカドなどに多く含まれ、オメガ9系脂肪酸とも呼ばれる。体内でも合成可能。
多価不飽和脂肪酸
魚油(青魚)、トウモロコシ、大豆などの植物油、クルミなどに多く含まれ、体内で合成できない必須脂肪酸を含む。オメガ3系、オメガ6系脂肪酸に分類される。
トランス脂肪酸
牛や羊など反芻動物の肉や乳製品などの天然の食品に少量含まれるほか、部分的に水素添加された油脂を用いてつくられたマーガリンやショートニングなどに含まれていることが多い。
飽和脂肪酸は重要なエネルギー源ではありますが、体内でも合成ができ、一般的に好まれる食品に多く含まれる傾向があるため過剰摂取しやすく、摂りすぎると血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増加し、心疾患のリスクが高まるとされています。
一方で、オレイン酸を多く含む一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸は、摂取が健康につながることもあり、意識して適量を摂ることがよいとされています。
これに対し、摂らないほうがよいとされるのがトランス脂肪酸です。過剰摂取が心筋梗塞などの冠動脈疾患のリスクを高めるだけでなく、肥満やアレルギー性疾患についても関連があるといわれています。